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巨大地震

東日本を襲った大地震と津波が引き起こした大惨事は、今なお助けを求める命が多数あるという状況だ。
ビルの上で自衛隊のヘリコプターに乗る順番を待つ人たちのことだけではない。
壊滅的な集落の瓦礫(がれき)の中からも、声にならない助けを求める声が聞こえてくるようだ。

これを最後の声にしないように……と、誰もがもどかしく思っているはずだ。
そしてこんなとき私も、自分に何ができるかと考える。
このようなときに求められるのは、現実的で具体的な行動だ。

* * * * *

こんなブログ記事を思い出しました。

速ホウ!佐々木明子のあッコラム「まだ燃えてるのかよ」2005.1.18 から
その直後、私は担当していた報道情報番組で神戸から伝えることになったのだが、情けないことにインフルエンザにかかり寝込んでしまった。現地に行くことができず、もどかしい思いをした私は震災から2週間後、休みの日に一人で神戸に行ってみた。(略)

「いつもスポーツ見てますよ、」と突然男性が声をかけてきたかと思うといきなり紙切れを渡してきた。見ると 名前と電話番号が書いてあった。 「息子と連絡が取れないのですが、私は無事だとテレビで伝えてもらえませんか」

自分は仕事できたわけではない。現状を見つめたくてきただけだった。
とたんに自分が情けなくなって居たたまれない気持ちになった。

これは、テレビ東京のキャスターの佐々木明子さんの阪神大震災直後の体験がつづられたものです。きっと何かの参考になりますので、リンクをクリックして全文を読んでみてください。
私用であれ仕事であれ、相手の欲求に応えられなくて気持ちが沈むことは、よくあることだとは思います。
しかし、この場面のように相手の欲求が深刻で大きく、それに対して応えたい気持ちも当然のように大きいとき、彼女の心の中の葛藤は計り知れません。

このような現実的な体験をたくさんして、今何が求められるか知らなければ、「自分に何ができるか」という気持ちは単に個人の「感傷」や「自己満足」に終わりそうです。


タグ : モーサテ
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コメント 3

HM

niceありがとうございます。
今回の東北地方での地震被害は大津波によるものが大きく、単に家屋の倒壊によるものとは違うようです。
それでも「○日ぶりに救出」というニュースが流れると、素早い救出がいかに大事かと考えさせられます。

電車の遅延、食料の供給不足、計画停電、余震などで、この災害に対して実感を持つ関東周辺の人々にとって、現在の東北地方の人たちへの「今自分に何ができる?」という気持ちは信じられないぐらい盛り上がっています。
全国的にも同じようですね。
by HM (2011-03-20 04:09) 

tomato

ニュースで現地の津波の様子を見て、ぞっとしました!

こういうときに力を合わせて協力しないとですね(^^*)

献血2時間以上待ちでした。
せっかく1時間位かけて献血に行ったのに、係りのお兄さんの勘違い?で46、7kg体重がないと成分献血ができないって断られちゃいました( ̄∇ ̄;)
帰って調べたら40kg以上あれば大丈夫って書いてある!
土曜日にまた行こう。

今は多くの方が献血に足を運ばれて、血液は足りている状態だそうで。
ただ、事態が落ち着いてきた時に献血する方が減って、足りなくなるので、普段から献血をお願いしますとの事。
暇なときは献血にでも行こう!
by tomato (2011-03-21 00:15) 

HM

コメントを読んで、(ちょっと飛躍するかもしれませんが)日本列島が北から南まで結構長く、その中にいくつもの中心都市が存在して機能していることが、ものすごくよいことに思えました。
全ての地域が同じように麻痺して、全ての人が余裕を失ってしまうと、事態が収まった後の平常時の対策もストップし、ほっとしたのもつかの間、もう一度うろたえる結果になるかもしれませんね。

コメントに「nice」です。
(そんなボタンはありませんが)
by HM (2011-03-21 02:50) 

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