積極性(1) 緑の都会散歩 [Suddenly,Tendon!!]
先日友人と会う約束をしたとき、彼は海外からの研修生をあずかっているから連れていくと言いました。
どんな人かは聞いていなかったのですが、行ってみると、アメリカにも二年いたという台湾出身の女子で、名前はFさんでした。
友人の事務所に少しだけ寄った後、中くらいの大きさの丘のおしゃれな散歩道(?)に出たわたしたちは、早速、台湾のトップアイドルのシンディーワン(わん・しんりん)の話で盛り上がりました。
しかし、わたしの友人はシンディーを知らず、Fさんに、
「え〜!? この間のカラオケで、わたし、“アイニィ”歌いましたヨ〜!?」
と、突っこまれていました。
ちょうど、ちょっと前にわたしがこのブログに動画を貼り付けた曲です。
彼女は英語や北京語も駆使して話し、まだ慣れない日本語もかなりセンスを持っていそうで、わたしも負けじとだいぶん上達した日本語で楽しくコミュニケーションしました。
(え!?)
どんな人かは聞いていなかったのですが、行ってみると、アメリカにも二年いたという台湾出身の女子で、名前はFさんでした。
友人の事務所に少しだけ寄った後、中くらいの大きさの丘のおしゃれな散歩道(?)に出たわたしたちは、早速、台湾のトップアイドルのシンディーワン(わん・しんりん)の話で盛り上がりました。
しかし、わたしの友人はシンディーを知らず、Fさんに、
「え〜!? この間のカラオケで、わたし、“アイニィ”歌いましたヨ〜!?」
と、突っこまれていました。
ちょうど、ちょっと前にわたしがこのブログに動画を貼り付けた曲です。
彼女は英語や北京語も駆使して話し、まだ慣れない日本語もかなりセンスを持っていそうで、わたしも負けじとだいぶん上達した日本語で楽しくコミュニケーションしました。
(え!?)
積極性(2) 港の公園 [Suddenly,Tendon!!]
どういうふうに歩いたのか忘れたのですが、わたしたちが港の公園に出ると、芝生にカップルがたくさんいました。
「この公園は有名ですか?」
とFさんはわたしにきき、わたしは、
「有名ですよ!! 小説にも出てきます!!」
と答えました。
確かに、わたしの書いた物語「遊園地ひつじみらい」に出てきました、だはは~
(知るもんか)
「……ここには恋人たちがいっぱいいるように見えるけど、この公園では恋人のふりをしなければポリスに逮捕されるんです。だから、みんなああしているだけだよ。ほんとは他人です。わたしたちなんか、即、逮捕だよ!! 恋人のふりをしなきゃ」
外国人にこういうでたらめを言うのは日本の決まりごとですが(?)、Fさんはあなどれない日本語力でわたしのつまらぬジョークを理解し、笑っていました。
友人とFさんは、ちょうど始まった大道芸のひとだかりに足を止め、その間わたしはそこを離れ、ひとりで辺りをぶらぶらして、港を眺めたりしていました。
なんだかよい時間です。
景色をゆっくり眺める余裕ぐらいは、かろうじて今のわたしにはあります。
(あるかないか微妙なところで、でも実際にある)
もしかしたら来年の今ごろ、あるいはもっと早く、この街の並木が銀杏(いちょう)であると強く意識される秋頃には、この余裕はないのかもしれません。
今のわたしには将来に対する不安があって、かといって希望もあるのです。
……いや違うなあ。
わたしは将来について、ほとんど考えていないように思います。
そして不安感を感じる前に、それにとりつかれないようにするためか、「消えてなくなりたい!!」と心の中で叫ぶことによって、逆に当面の結論のようなものが得られた錯覚を引き起こし、胸がもやもやすることもありません。
そういうやりかたって、どうなんだ??
(知るもんか)
「この公園は有名ですか?」
とFさんはわたしにきき、わたしは、
「有名ですよ!! 小説にも出てきます!!」
と答えました。
確かに、わたしの書いた物語「遊園地ひつじみらい」に出てきました、だはは~
(知るもんか)
「……ここには恋人たちがいっぱいいるように見えるけど、この公園では恋人のふりをしなければポリスに逮捕されるんです。だから、みんなああしているだけだよ。ほんとは他人です。わたしたちなんか、即、逮捕だよ!! 恋人のふりをしなきゃ」
外国人にこういうでたらめを言うのは日本の決まりごとですが(?)、Fさんはあなどれない日本語力でわたしのつまらぬジョークを理解し、笑っていました。
友人とFさんは、ちょうど始まった大道芸のひとだかりに足を止め、その間わたしはそこを離れ、ひとりで辺りをぶらぶらして、港を眺めたりしていました。
なんだかよい時間です。
景色をゆっくり眺める余裕ぐらいは、かろうじて今のわたしにはあります。
(あるかないか微妙なところで、でも実際にある)
もしかしたら来年の今ごろ、あるいはもっと早く、この街の並木が銀杏(いちょう)であると強く意識される秋頃には、この余裕はないのかもしれません。
今のわたしには将来に対する不安があって、かといって希望もあるのです。
……いや違うなあ。
わたしは将来について、ほとんど考えていないように思います。
そして不安感を感じる前に、それにとりつかれないようにするためか、「消えてなくなりたい!!」と心の中で叫ぶことによって、逆に当面の結論のようなものが得られた錯覚を引き起こし、胸がもやもやすることもありません。
そういうやりかたって、どうなんだ??
(知るもんか)
積極性(3) 招待状 [Suddenly,Tendon!!]
わたしたちはあちこち見ながら商業ビルに移動して、テラスでワインを飲みました。
ここでわたしは、これはあのミスプリントの名刺を渡すチャンスだと思いました。
正直申しまして、わたしはしばらく女子会に呼ばれていません。
ですから、名前の間違ったこの名刺を冗談半分で配る機会は、実際には無いのでした。
(女子会に呼ばれない…不明ながら深刻…)
レイメイ ジョッター式名刺入れ(合皮) ブラック
amazonアソシエイト
ジョッター式!?
でも、心配しないでください。 ←??
きのう、FaceBookからメールが届いており、昔の仲良し(今は主婦)のRさんがわたしに招待状(だと思う)を送ってくれたのです。
ただ、
「Rさんの写真をもっとみませんか?」
とメールに書いてあるのでリンクをクリックすると、「ログインしてください!」と出て、会員資格のないわたしには、Rさんの写真は1枚も見られなかったことです。
それで彼女にメールすると、すぐに返事が来たのですが、以前は誕生日だとかバレンタインだとかなんだとか言って、しょっちゅうみんなでプレゼント交換していたのを思い出しました。
メールも本当にたくさん来ていました。
今のわたしには、そういう感じの「お友達」はいません。
違う感じの友達はいるのですが、要するに、女子会がないのでした(当たり前か)。
最近のわたしは男とばかり話しており、おかげさまで男らしくなりました。そして現在のコミュニケーション状況にはおおむね満足ですが、飲みにケーションが圧倒的に足りず、カラオケも行きたいなあ!!
わたしは仲良しだった、そして今も仲良しであると信じているRさんの誕生日をちゃんと覚えています。
(というのは、彼女はTちゃんと同じ誕生日なのでした)
Rさんたちはときどき「Tちゃんはどうしてる?」とわたしにききましたが、次にきかれたら、
「え!? ずいぶん前から知らないよ!?」
と答えよう。
本当に知らないんですから。
だけど、Rさんたちと、このままずっと会うこともない予感がしています。
電話やファクシミリ(?)ではなく、FaceBookのシステムからメールが来た時点で、なんだかおかしな距離感を感じます。
今の彼女とわたしは、決して親しいとも仲好しとも言えないのです。
もちろんそれは、病んだわたしが作りだした距離感です。
この文章の混乱も、この数年間のわたしの頭の中や人間関係の不具合加減を示しており、怪しげな日本語を話しながら外国人女子とワインをたしなむ一見楽しげなわたしは、名前の間違った名刺を誰かにあげることによって運勢を変えようとしているのでした。
(なぜそうなる)
ここでわたしは、これはあのミスプリントの名刺を渡すチャンスだと思いました。
正直申しまして、わたしはしばらく女子会に呼ばれていません。
ですから、名前の間違ったこの名刺を冗談半分で配る機会は、実際には無いのでした。
(女子会に呼ばれない…不明ながら深刻…)
レイメイ ジョッター式名刺入れ(合皮) ブラック
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ジョッター式!?
でも、心配しないでください。 ←??
きのう、FaceBookからメールが届いており、昔の仲良し(今は主婦)のRさんがわたしに招待状(だと思う)を送ってくれたのです。
ただ、
「Rさんの写真をもっとみませんか?」
とメールに書いてあるのでリンクをクリックすると、「ログインしてください!」と出て、会員資格のないわたしには、Rさんの写真は1枚も見られなかったことです。
それで彼女にメールすると、すぐに返事が来たのですが、以前は誕生日だとかバレンタインだとかなんだとか言って、しょっちゅうみんなでプレゼント交換していたのを思い出しました。
メールも本当にたくさん来ていました。
今のわたしには、そういう感じの「お友達」はいません。
違う感じの友達はいるのですが、要するに、女子会がないのでした(当たり前か)。
最近のわたしは男とばかり話しており、おかげさまで男らしくなりました。そして現在のコミュニケーション状況にはおおむね満足ですが、飲みにケーションが圧倒的に足りず、カラオケも行きたいなあ!!
わたしは仲良しだった、そして今も仲良しであると信じているRさんの誕生日をちゃんと覚えています。
(というのは、彼女はTちゃんと同じ誕生日なのでした)
Rさんたちはときどき「Tちゃんはどうしてる?」とわたしにききましたが、次にきかれたら、
「え!? ずいぶん前から知らないよ!?」
と答えよう。
本当に知らないんですから。
だけど、Rさんたちと、このままずっと会うこともない予感がしています。
電話やファクシミリ(?)ではなく、FaceBookのシステムからメールが来た時点で、なんだかおかしな距離感を感じます。
今の彼女とわたしは、決して親しいとも仲好しとも言えないのです。
もちろんそれは、病んだわたしが作りだした距離感です。
この文章の混乱も、この数年間のわたしの頭の中や人間関係の不具合加減を示しており、怪しげな日本語を話しながら外国人女子とワインをたしなむ一見楽しげなわたしは、名前の間違った名刺を誰かにあげることによって運勢を変えようとしているのでした。
(なぜそうなる)
なんとなく自分はダメな人間だと思っている人が
ほっとする“オススメ”本
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- 作者: エマニュエル ボーヴ
- 出版社/メーカー: 白水社
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