深夜の散歩 [Automatic Fantasy]
この間、久しぶりに終電時刻を過ぎてしまい、一人でスパに泊まりました。
仮眠室しかありませんので、カプセルホテルのようには快適(?)ではないのですが、平日でしたので休むところはぽつぽつと空いていました。
遅い時間になったのは、仕事自体が長引いたのもありますが、実際にはその後の居酒屋でのミーティングが盛り上がったせいなのでした。
もう一人帰れない女子は、ビジネスホテルをとってもらいました。
(わたしの分は空いていませんでした!!)
彼女の泊まるホテルまでは道が同じなので、二人で話しながら歩いていたのですが、ホテルの前に到着した辺りでわたしが絶口調になったらしく、エントランスの前で何かしばらくしゃべっていたらしいのですが記憶がおぼろげです。
一応翌日、「きのうすごく酔っていて、すみませんでした」
と彼女に言うと、「全然酔っていませんでしたよ?」
と言われました。
久しぶりに、顔色も変えずに酔ってしまったことです。
飲んだら赤ら顔になって、ほろ酔いであることをアピールするのが大人のルール(?)なのですが。
しかし、(ほんとどういうわけか)彼女は仕事に意欲がわき、希望が見えてきたみたいなので、比較的ましな話をしていたに違いありません。
あのあとスパに向かって歩き出したわたしは、コンビニに寄って飲み物を買ったりなんだりして、
夜にこの辺りを散歩するのも楽しいことだなあ
と思いながら歩きまわり、そのうち24時間営業のスーパーに寄っておにぎりを買っていました。それで深夜なのに酔いが醒めるまでうろうろしていました。
歩きながら考え事をしたりするのが楽しかったのだと思いますが、何を考えていたかも忘れました。
そろそろ真面目に(?)スパに向かおうと思い、歩き始めたら、あるはずのところに建物が見つからず、3回ぐらい通り過ぎてしまいました。
豪華風な目立つ建物だったと記憶していたので、もしかしたら閉店したのかと思ったりして、ようやく見つけたら、実際には単なるごく普通のビルでした。
おそらく、酔ったままの状態で見ると、いつもの通りの建物に見えるのだと思います。
浴場には数名しか客がおらず、わたしはジェットバスを独占して、背中に念入りに水流を当てながら他の浴槽を眺めると、ひとりの親父さんが、ぷかぷか浮かぶ柑橘類の果物と楽しそうに戯れていました。
こういう宿泊施設に泊まるとき、通常わたしは酔っているかかなり疲れているかの状態ですが、初めて冷静に見ると、いつもより全てがこじんまりと感じられました。
仮眠室しかありませんので、カプセルホテルのようには快適(?)ではないのですが、平日でしたので休むところはぽつぽつと空いていました。
遅い時間になったのは、仕事自体が長引いたのもありますが、実際にはその後の居酒屋でのミーティングが盛り上がったせいなのでした。
もう一人帰れない女子は、ビジネスホテルをとってもらいました。
(わたしの分は空いていませんでした!!)
彼女の泊まるホテルまでは道が同じなので、二人で話しながら歩いていたのですが、ホテルの前に到着した辺りでわたしが絶口調になったらしく、エントランスの前で何かしばらくしゃべっていたらしいのですが記憶がおぼろげです。
一応翌日、「きのうすごく酔っていて、すみませんでした」
と彼女に言うと、「全然酔っていませんでしたよ?」
と言われました。
久しぶりに、顔色も変えずに酔ってしまったことです。
飲んだら赤ら顔になって、ほろ酔いであることをアピールするのが大人のルール(?)なのですが。
しかし、(ほんとどういうわけか)彼女は仕事に意欲がわき、希望が見えてきたみたいなので、比較的ましな話をしていたに違いありません。
あのあとスパに向かって歩き出したわたしは、コンビニに寄って飲み物を買ったりなんだりして、
夜にこの辺りを散歩するのも楽しいことだなあ
と思いながら歩きまわり、そのうち24時間営業のスーパーに寄っておにぎりを買っていました。それで深夜なのに酔いが醒めるまでうろうろしていました。
歩きながら考え事をしたりするのが楽しかったのだと思いますが、何を考えていたかも忘れました。
そろそろ真面目に(?)スパに向かおうと思い、歩き始めたら、あるはずのところに建物が見つからず、3回ぐらい通り過ぎてしまいました。
豪華風な目立つ建物だったと記憶していたので、もしかしたら閉店したのかと思ったりして、ようやく見つけたら、実際には単なるごく普通のビルでした。
おそらく、酔ったままの状態で見ると、いつもの通りの建物に見えるのだと思います。
浴場には数名しか客がおらず、わたしはジェットバスを独占して、背中に念入りに水流を当てながら他の浴槽を眺めると、ひとりの親父さんが、ぷかぷか浮かぶ柑橘類の果物と楽しそうに戯れていました。
こういう宿泊施設に泊まるとき、通常わたしは酔っているかかなり疲れているかの状態ですが、初めて冷静に見ると、いつもより全てがこじんまりと感じられました。
開店休業 [Automatic Fantasy]
今月の初めごろだったか、以前通っていたパソコン教室に久しぶりに行ってみました。
今どんなふうかなと思ったのと、わたしが受講した講習の終わりごろに、社長とあまり話す時間がなかったので、社長への挨拶もあって立ち寄ったのです。
そしたら教室はがらんとしていて、開店休業状態でした。
その教室の中で、社長と二人で一時間ぐらい話し込んだのですが、どぎまぎ(?)するぐらいさびしい気分になりました。
年内で店じまいしそうな雰囲気の社長は、話の中、虚勢もあってかわたしに軽くお説教のような訓辞を垂れました。
「心を決めなきゃいかーーーん!!」
と。
わたしは心の中で、
「説得力がありすぎる……わたしではなく、彼の状況的に……」
と思いましたが、これはいい言葉です。
心を決めよ!!
今どんなふうかなと思ったのと、わたしが受講した講習の終わりごろに、社長とあまり話す時間がなかったので、社長への挨拶もあって立ち寄ったのです。
そしたら教室はがらんとしていて、開店休業状態でした。
その教室の中で、社長と二人で一時間ぐらい話し込んだのですが、どぎまぎ(?)するぐらいさびしい気分になりました。
年内で店じまいしそうな雰囲気の社長は、話の中、虚勢もあってかわたしに軽くお説教のような訓辞を垂れました。
「心を決めなきゃいかーーーん!!」
と。
わたしは心の中で、
「説得力がありすぎる……わたしではなく、彼の状況的に……」
と思いましたが、これはいい言葉です。
心を決めよ!!
終電とわたし(1) [Automatic Fantasy]
先日また終電時刻を過ぎてしまい、スパに泊まることになりました。
職場の最寄り駅の電車はまだぎりぎり動いていましたが、自宅まで帰る電車がないのでした。
電車に乗り、スパにいちばん近い駅で降りようと思ったのですが、疲れに浸っている間に通り過ぎてしまい、その電車は終電でした。
とりあえず、次の停車駅で降り、反対方向の電車を待ちました。
案内板には、確かに戻り方向の電車の時刻が出ていたのですが、10分ちょっと待たなければなりません。
そこでわたしは、ついつい、
「せっかくみなとみらいで降りたことだし、夜の散歩がてらスパまで歩こう!!」
などということを思い立ち、停まっているエスカレーターを歩いて上りました。
地上に出て、少し歩いて、時計だけが点灯して止まっている観覧車を見上げ、コスモワールドのパトロールをしました。
パトロールと言っても、門は閉ざされていますから、楽なものです。外から見るだけです。
「自主警備終了~。異状なし。てか、中に入れてくれ!! 深夜の観覧車に乗りたいんだ、わたしは!!(以下略)」
歩き始めると、やっぱりみなとみらいはすかすかな感じがしました。都会のぎっしり感が足りません。
わたしは周辺の地図を出して、スパへの道を探ったのですが、ちょうどまっすぐの道がなく、思ったより遠いようです。
通りを歩いているとき、この駅で下車したことは無謀だったことに気づきながらも、
「どんだけみなとみらいが好きなんだ、わたしは!?」
と、慶んでいました。
それで、さらにてくてく歩いているち、どういう順番だったか赤レンガ倉庫を通って開港の道を通って、山下公園に出ました。
これらすべて、スパに向かうわたしが通る必要の無い道なのでした。
夜の散歩というより、単なる方向音痴です。
「観覧車の辺りで通り過ぎた万葉倶楽部に泊まればよかったのかも? 行ったことないし」
と一瞬思ったりしましたが、当日泊まれる施設なのかは知りませんし、余計なことを考えると、わたしならここから引き返しかねません。
「どんだけみなとみらいが好きなんだ、わたしは!?」
とりあえず、その辺のコンビニで道を聞いて、総計1時間以上歩いてスパにたどり着きました。
風呂に入って、どうしても終わらせなければならない仕事の続きを朝までしました。
以上の日記は途中まで書いてあったのですが、続きを書く前にまたも自宅までの終電を逃してしまいました。
遅い時間に乗った電車が、わたしの家の駅までは行かない最終電車だったのです。
職場の最寄り駅の電車はまだぎりぎり動いていましたが、自宅まで帰る電車がないのでした。
電車に乗り、スパにいちばん近い駅で降りようと思ったのですが、疲れに浸っている間に通り過ぎてしまい、その電車は終電でした。
とりあえず、次の停車駅で降り、反対方向の電車を待ちました。
案内板には、確かに戻り方向の電車の時刻が出ていたのですが、10分ちょっと待たなければなりません。
そこでわたしは、ついつい、
「せっかくみなとみらいで降りたことだし、夜の散歩がてらスパまで歩こう!!」
などということを思い立ち、停まっているエスカレーターを歩いて上りました。
地上に出て、少し歩いて、時計だけが点灯して止まっている観覧車を見上げ、コスモワールドのパトロールをしました。
パトロールと言っても、門は閉ざされていますから、楽なものです。外から見るだけです。
「自主警備終了~。異状なし。てか、中に入れてくれ!! 深夜の観覧車に乗りたいんだ、わたしは!!(以下略)」
歩き始めると、やっぱりみなとみらいはすかすかな感じがしました。都会のぎっしり感が足りません。
わたしは周辺の地図を出して、スパへの道を探ったのですが、ちょうどまっすぐの道がなく、思ったより遠いようです。
通りを歩いているとき、この駅で下車したことは無謀だったことに気づきながらも、
「どんだけみなとみらいが好きなんだ、わたしは!?」
と、慶んでいました。
それで、さらにてくてく歩いているち、どういう順番だったか赤レンガ倉庫を通って開港の道を通って、山下公園に出ました。
これらすべて、スパに向かうわたしが通る必要の無い道なのでした。
夜の散歩というより、単なる方向音痴です。
「観覧車の辺りで通り過ぎた万葉倶楽部に泊まればよかったのかも? 行ったことないし」
と一瞬思ったりしましたが、当日泊まれる施設なのかは知りませんし、余計なことを考えると、わたしならここから引き返しかねません。
「どんだけみなとみらいが好きなんだ、わたしは!?」
とりあえず、その辺のコンビニで道を聞いて、総計1時間以上歩いてスパにたどり着きました。
風呂に入って、どうしても終わらせなければならない仕事の続きを朝までしました。
以上の日記は途中まで書いてあったのですが、続きを書く前にまたも自宅までの終電を逃してしまいました。
遅い時間に乗った電車が、わたしの家の駅までは行かない最終電車だったのです。